怖さがなくなった。
これはサッカー選手によく使われる言葉だ。
そして、湘南ベルマーレの『杉岡大暉』選手もその1人だと思っている。
杉岡大暉選手は2017年に高校サッカーの強豪市立船橋から湘南ベルマーレに加入した。
当時、湘南ベルマーレはJ2リーグを戦っていて、杉岡選手の主戦場はWBになった。
市立船橋高校のときは、DFの中心だったので、一個前のポジションにコンバートされた形だ。
しかし、一年目から試合に出場しつづけて、2019年に鹿島アントラーズに移籍するまでに、『95試合、6得点』という結果を残していた。
なかでも、2018年の横浜マリノスとのルヴァンカップ決勝戦でのゴールは印象深い。
筆者も現地で観戦していたが、中央付近でボールを奪った杉岡がゴールを決めた瞬間の埼玉スタジアムの熱気は今も忘れることができない。
杉岡選手の2019年までの持ち味は間違いなく思い切りの良さだった。
正直、テクニックはそれほどないけど、ゴリゴリとボールを運んで行くドリブルだったり、思い切りのいいシュートは間違いなく武器だった。
しかし、鹿島アントラーズに行って、再びベルマーレのユニフォームを着た杉岡はどうだろう?
何だか、怖さがなくなっている気がする。
ドリブルで仕掛けないし、バックパスの割合が多いし、見ていて、怖がっているような印象を受けることがある。
これでは、相手も守備しやすいなと思います。昔の杉岡に戻って欲しいと期待している。
湘南ベルマーレ杉岡大暉に対して思うこと【鹿島に行って怖さがなくなった気がする】
杉岡選手が怖くなくなったと思うことをいくつか挙げてみたいと思う。
- ドリブルで仕掛けない
- バックパスばかりになった
- クロスをあげない
ざっとあげるとこんな感じです。
1ドリブルで仕掛けない
杉岡の本職はセンターバックです。
なので、ドリブルで仕掛けることを求めるのはかわいそうだとは思うが、以前の杉岡はそれをやっていました。
2017年のデビュー戦では、ゴリゴリとボールを運んでゴールまで決めています。
しかし、今季の杉岡は仕掛けない。
3節の浦和戦は特にひどかったですね。
この試合では畑が怪我をしたこともあり、久しぶりのWBでのスタメンでしたが、いいところがひとつもなかった。
筆者は杉岡のWBでの起用はいいのではないか?と思っていましたが、この試合を見て考えが変わってしまいました。
もっとゴリゴリとドリブルで行く杉岡が見たいと思っています。
2 バックパスばかりになった
なぜそこで?
バックパスばかりする選手に怖い選手なんていないと思う。
だって、遅らせる守備をすれば、勝手に後ろに戻してくれるのだから。
せめて、左サイドでボールを受けたら、失ってもいいから、ドリブルだったり、クロスを入れてほしいです。ウェリントンがいるときはとくにそう。
鹿島では繋いで、繋いで試合を作っていくのだろうが、ベルマーレではとにかく仕掛けないとファンも納得しないと思う。
3 クロスをあげない
杉岡選手はDFの選手だけども、クロスが下手なわけではないです。
センターバックで出場したときも、前線に効果的なパスも遅れます。
けれど、今季はサイドでフリーになったにも関わらずに、クロスを上げない、また、あげても切り返しからの利き足とは逆の右足であげることが多い気がします。
杉岡の持ち味は敵陣深くに入ってからのクロスだろ?と筆者は思っています。
とくにすごいのはシュート性の高速クロスです。
相手に抑えられていても、体を預けながらも、無理やりに送るクロスが好きだった。
切り返してプラス方向に上げるふんわりパスなんて守備側からしたら何の恐怖もない。
それよりも、敵陣深くから速くて鋭いマイナスのパスの方が得点確率もあがるし、守備側からしても怖いですね。
3節の浦和戦で浦和の1点目なんて、まさにそうです。
敵陣をえぐって、マイナスのパスに江坂選手が飛び込んでゴールを決めました。
あんなプレーを杉岡にもやって欲しいと思っています。
最後に
杉岡に対して思うこと【鹿島に行って怖さがなくなったな気がする】という話でした。
杉岡選手の今年のプレーは本当にひどいと思います。
まったくと言ってもいいほど、『積極性』が感じられないです。
一時は、日本代表に選ばれて『コパアメリカ』にも出場したし、2021年の東京オリンピックにも出場できるはずでした。
それが、鹿島に行ってこんなにも消極的な選手になってしまった。まだまだ、老け込む歳じゃないぞと言いたいです。
これじゃ、日本代表なんて無理だし、まして、鹿島に戻っても居場所がないぞ。
少し、辛口になってしまっていますが、好きな選手だから、期待を込めて書いています。
許してください。
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